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住まいのノウハウ

なぜ同じ広さなのに、広く感じる家と狭く感じる家がある?

こんにちは!ゆずりは工務店です。

 

家づくりの打ち合わせで必ずと言ってもいいほど話題になる”広さ問題”。

 

「リビングは〇帖欲しい」

「なるべく広い家がいい」

など、家の広さについて考える方は多いのではないでしょうか。

 

実は家の広さは、単純に面積だけで決まるものではありません。

同じ広さで広々と感じる部屋もあれば、なぜか少し狭く感じる部屋もあります。

また、外から見るとコンパクトなのに、中に入ってみると意外と広く感じる!といった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

このような「広さの感じ方」の違いには間取りや視線の抜け、光の入り方など、さまざまな設計の工夫が関係しています。

つまり、限られた面積でも、工夫次第で開放感のある住まいをつくることができるということです。

 

今回は実際の面積以上に「広く感じる家」にするための、設計の工夫をご紹介します。

 

①廊下などの通路は出来るだけ作らない

(フリー画像)

 

 

廊下は部屋と部屋をつなぐ移動のための通路ですが、廊下が広すぎるとその分暮らしに使える面積は少なくなってしまいます。

住まいには必要不可欠な空間ですが、部屋の配置により廊下になるところを室内に取り込むことが出来て生活スペースとして使える場合もあります。

 

「リビングに階段を作ることで、本来は別々の場所にある階段とリビングを繋げることができて広い空間を作ることができる」

「洗濯などの家事動線上にある通路に収納を設ければ、単なる移動スペースではなく家事にも使えるスペースになる」

 

このように「移動のためだけの面積」を減らし、廊下や階段を生活スペースとして活用することも広さを感じる家づくりにおいて重要になります。

 

②扉などの仕切りを減らし、空間をつなげる

(弊社施工事例)

 

空間を細かく仕切ると光が届きにくく薄暗い場所が出来てしまったり、視線の行き止まりが出来てしまうことによって圧迫感が生じてしまい、実際の広さよりも狭く感じる原因になってしまいます。

 

そこで可動式の仕切りやロールスクリーンなどを活用して普段は開放的な一体空間として使いながら、必要な時だけ空間を区切れるようにしていると、広さに加えて使い勝手も良くなります。

例えば、LDKなど家族が集まる場所はできるだけつなげて広く開放的にして、自室や寝室などのプライベートな空間はしっかりと仕切って落ち着いた空間にする。

このようにすべての空間を一つにつなげるのではなく、「開放する場所」と「仕切る場所」を使い分けることがポイントです。

 

「部屋をつなげて広くすると、冷暖房が効きにくくなるのでは?」と心配される方もいるかもしれません。

実際、昔の住宅は現在と比べて断熱性能が十分ではなく、部屋ごとに仕切って個別空調にすることで快適な室温を保つ考えが一般的でした。

ですが、現在の住宅では断熱性能や気密性能の向上により、家全体の温度を快適に保ちやすくなるための工夫も進んでいます。

そのため空間を広くつなげながら断熱や空調計画などを併せて考えることで、開放的で快適な住空間につながります。

 

3.光と色を意識する

光が十分に行き届かないと部屋の隅が暗くなり、空間の奥行きや広がりを感じにくくなります。

そこで、窓を大きくして自然光を多く取り込むことで部屋全体を明るく見せ、開放感を演出することが出来ます。窓から外へ視線が抜けることで実際の室内よりも広く感じることが出来ます。

 

「周りの家との距離が近かったり、高い建物が多いので大きな窓を設けるのは不安」

このような場合には中庭を採用したり、天井に窓を設置する「トップライト」を採用すると周りからの視線を気にせずに明るく開放的な空間を作ることが出来ます。

(弊社施工事例)

 

空間の広さは色によっても印象が変わります。

部屋に暗く濃い色を使うと、空間が引き締まって見えるため狭く感じることがあります。

逆に白などの明るい色で壁、天井、床のトーンを統一すると境界がぼやけて面積以上の広がりを感じることが出来ます。

また、明るい色は光を反射しやすいため、室内に入った自然光をより広い範囲に届ける事にもつながります。

 

ただし、暗い色が広さを感じさせる上で悪いというわけではなく、暗く濃い色には視線を奥へ引き込む効果もあるためアクセントクロスなどでポイント使いをすることで、空間に奥行きを感じさせる事も出来ます。

 

4.家づくりと並行して家具計画をする

開放的な空間にしたけど、家具を置いたら一気に狭くなった・・・ということが起こってしまわないように、家づくりの段階から大まかな家具配置を相談しておくと安心です。

主な家具配置NG例

1.動線を塞ぐような大きな家具の設置

例えばLDKをつなげて広い空間にする場合は、入口から各部屋への移動や、キッチンからダイニングへの配膳など、日常の動きを妨げない家具配置を意識することが大切です。

動線に大きな家具があると空間が狭く感じられるだけでなく、暮らしにくさにもつながります。

2.部屋に対して家具が大きすぎる

部屋の広さに対して大きな家具を置くと床が見える面積が減り圧迫感が生まれます。

特に背の高い家具は視界を遮りやすい為、特に注意する必要があります。

3.壁の大半に家具を設置してしまう

家具を壁に沿って並べすぎると部屋全体が単調な印象になるだけでなく、家具に囲まれたような圧迫感が生まれ、実際の広さよりも狭く感じることがあります。

 

GOOD!な家具の選び方と配置例

1.壁や床と同じ系統色の家具を採用する

空間になじむように壁や床に近い色合いや素材のものを選ぶと、家具だけが目立つことなく一体感が生まれます。壁や床などと同様、明るい色を選ぶのがおすすめです。

2.家具は基本的に小ぶりで高さのないものをチョイス

部屋全体のバランスを見て、少し小ぶりなものを選びましょう。先述したように特に高さが重要です。

3.棚や収納は仕切りとして活用

棚を間仕切りとして活用することで、空間を緩やかに区切りながら家具を置くスペースをまとめられます。

さらに向こう側が見通せるデザインを選ぶことで視線の抜けが生まれ、圧迫感を抑えながら開放感のある空間にすることが出来ます。

 

家づくりの段階から家具の大きさや配置をイメージしておくことで、完成後も開放感を活かしたまま生活を楽しめますよ。

 

5.まとめ

今回は広く感じる家づくりについて紹介いたしました。

開放的な空間は暮らしやすさとデザイン性の向上、家族間のコミュニケーションの活性化など、様々なメリットがあります。

 

一方、広さを意識しすぎてしまったときについついやりがちなNG例として、

「空間をオープンにしすぎて落ち着かない」

「大きな窓を作ったはいいけど、外を見たら隣家の壁だった・・・」

「断熱計画や気密計画が十分でなく、冷暖房が効きにくい・・・」

このようなことを防ぐために広さだけにとらわれず、採光や視線、断熱性能、生活動線なども含めて、建築士や設計士と相談しながら計画することが大切です。

 

「広さ」は実際の床面積だけで決まるものではありません。

様々な工夫によって、実際の面積以上のゆとりや開放感を感じることが出来ます。

 

大切なのは、ただ大きく、広く感じる家をつくることではなく、限られた空間をどのように活かし、家族が心地よく過ごせる住まいにするかということ。

 

ゆずりは工務店では、お客様一人ひとりの「こんな家にしたい」という想いを丁寧にお聞きし、理想の暮らしを形にできるよう、ご提案しています。

コミュニケーションを大切にしながら、お客様が本当に叶えたいことを一緒に考え、暮らしに合った家づくりをサポートいたします。

家づくりを検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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